case.728

映画とお人形ばかりで恐縮です

2011,9,21 PM3 【映画録『アイアンマン2』】

昔ならこの掴まされたパクリでも楽しんでやろうと躍起になるところだが、いかんせん昨今は余暇を無為に消費してしまえる余裕がない。

というわけで『アイアンマン2』を視聴。

※重大なネタバレには気をつけますが、内容には結構触れます。

真面目な勧善懲悪ヒーローものというよりは、下手に力があるせいで妬みや恨みを買っちゃう自称ヒーローがストーカー撃退に奔走するスタイリッシュコメディ+スーパーメタルアクション。

前作にもましてトニーがクソ野郎のダメセレブと化しており楽しい。
こんなに応援する気の起きないヒーローもなかなかいないわ。でもそのダメさが愛嬌があるというか、憎めないというか、要するにヒモの才能だ。セレブなのに(笑)。

逆に敵側のイワンの方がよく逆境に立ち向かっていく。
親父の無念を晴らすために立ちあがり、前作のアイアンマンプロトタイプ以上に無骨(それ以前に上半身丸出し)なスーツでアイアンマンに一矢報い、投獄されても悠々と脱獄し、キモいスポンサー(言うまでもなくハマーのことだ)の下でこつこつスーツとドローンを製作し、スポンサーに裏切られてもガッツと信念で主導権を奪い返し……あれ、こっちが主人公じゃない?

一方その頃トニーはスーツを着たままへべれけになったり嫁に仕事押しつけたり親友を絶交されたり挙句の果てにぐれてドーナッツむしゃむしゃしていた。アイパッチの人に助けてもらわなかったどうなっていたことやら……。

とはいえハマーがトニーに劣るのはいろいろと納得がいく話。二人は実のところ自信過剰でナルシストなクソ野郎のダメセレブという点では似たもの同士だ。ただしハマーには才能がない、センスもない、愛嬌もない、そしておそらく床ベタ(憶測)。この原因究明により得られた結論はただ一つ、ヒモは世界を救う(どーん)。

ペッパーさんお疲れ様です。ローディも。

メカメカしさに関しては前作の数倍。イワンの旦那が常にがんばっているし、軍はキラースーツ作るし、旦那のおかげでドローンもわんさかだし、トニーはトニーで日曜大工のノリで重力加速装置(?)自作するし。
“別れた妻”は何かの暗喩ですね。きっとそうに違いない(迫真)。

個人的なお気に入りはアイアンマン・マーク5の装着シーン。細かくなったパーツが伸びていってカチャカチャ自動連結してく様子はうっとりするぜVFX。ついにトランクに折り畳めるようになってしまい、もう完璧な変身ヒーローですね。中身はヒモです。

ちなみに次点はアイアンマンを真似して各国が作った失敗スーツの試験映像だったりする。おー壊れてる壊れてる。

残念だったのはスカーレット・ヨハンソン。あれ、このひとそんなにひんぬーでしたっけ?お尻もちっちゃい。ぴっちりレザースーツの魅力が半減してるっつーかだぶついちゃってませんか?業界ではご褒美ですって言われそうな体術かっこよかったのになあ。

ところで、自信過剰でナルシストなクソ野郎のダメセレブといえば、帰省中に弟が借りてきた『グリーン・ホーネット』もそうだった。

ある意味こいつ(画像左)もカトーのヒモ。存在が焚き付けでしかないっていう、しかしイグニッションはエッセンスなわけで、なんというかおいしい立ち位置。流行ってんか、ヒモ。


洗濯が終わるまでと思っている間に長くなってしまった。ちょうど洗濯機が止まったようだ。

次は必ず『世界侵略:ロサンゼルス決戦』を観てやるんだから!覚えてろ!