case.728

映画とお人形ばかりで恐縮です

2013,1,27 PM11 【2013年センター国語】

スピンスピンスピン。
妙に沸き立っていたので即日解いてみた。下の弟が受験生だったし。
所見、確かにムズイ。例年よりこれはだいぶ面倒くさい。
またたく間にホットワードと化したシイゼエボオイやフエーヤーヘブンは、実際のところそんなに驚くようなものではない。英語の発音をそのままカタカナにしただけのもので、それだけを槍玉にあげて騒ぎ立てているのはかなり恥ずかしい。
が、受験生が出題と本文を一望した際の衝撃を代弁するには、なかなかにお誂え向きだったと言わざるを得ない。「チョッwww」と草を生やす方のニュアンスで絶句したくなるのも無理ないだろう。読み取りにクセのある小説で、全貌から主人公の人となりを読み取り、それを基点に構成へ解釈を広げていく必要がある。読書家と名乗って遜色ないほどの読解力がない限りは、斜め読み厳禁、再読必須前提のような題材だ。逆にそれさえできれば選択問題自体は難しくなかったろうが、精読を伴えるきちんとした速読を身に着けていない限り今度は時間が足りなかっただろう。しかも短編の全文が載っているため、長い。
小説だけではない、評論もかなり神経を使う。本文の長さもそれなりな上に、少し古い文体のため慣れていない者は手こずる。とはいえ、こちらはそれ以外は難しくもない本文だ。どちらかといえばこちらは出題の方がいやらしい。堅実に消去法を用いていけば解ける問題ばかりではあるが、消去されるべき選択肢の多くは本文との相違個所を発見して判断する必要があり、その相違というのが私見ではかなりシビアだったと言える。何より「(本文に)ないものを探す」ということは概ね全文を読む必要があるということだ。先に問題を読み本文を流し見ながら正解を探す、いわゆるセンター国語のセオリーは通用しない。
結局のところ、どちらも時間を食うのだ。もしくは時間をかけなくては正解を選べない。深夜に両方解いたところで古典をやる気は起こらなかったのでそこまで手を出さなかったが、聞くところによれば漢文が少々難化しているとのこと。ますます時間が足りそうにない。スピンアトップは二重の意味で本年のセンター国語を象徴してしまったと言える。案の定、平均点は5割だそうで、国語が苦手な下の弟にとっては朗報だったのか、それとも彼自身被害を受けたのか、直接尋ねてはいないがおそらく何とも言い難い。