case.728

映画とお人形ばかりで恐縮です

2013,5,3 PM11 【映画録『NINE』】

『NINE』
原題:Nine
アメリカ映画、2009年
監督/ロブ・マーシャル、脚本/アンソニー・ミンゲラマイケル・トルキン


んで、その「言葉で語ると映画が死ぬ」っていうのはこの映画に出てくる象徴的な台詞だったりする。劇中では脚本が一文字も書けていない天才映画監督が記者を煙に巻くために口にする台詞だが、最終的には皮肉となって効いてくる。
スランプで精神絶賛衰弱中の映画監督が正妻やら愛人やら昔の女やら敬愛する女優やらの間で揺れまくる恋愛喜劇で、最後はなんだかんだで映画制作はうまくいくっていう大味な作品だろうと思っていたら、思いのほかあわれっぽくて繊細な恋愛模様だった上に、とても静かで感慨深いエンディングへと収束していった。それまで本当にゴージャスなミュージカルが展開されていただけに落差がとても印象深い。
いや、そもそもゴージャスなミュージカルパートはすべて監督の幻想を映像化したものである。であれば、ダメな男が失敗から再度スタートラインに立つという本作のコンセプトにおいて、この落差は正しい。
それにしても出演女優の豪華さよ。いや私はニコールのファンだからこの映画借りたんだけどそれにしたってペネロペ・クルスがえンろい!!何ダンスっていうんだこれ?カパァァァって、カッパァァァァってwww。脱獄女(?)役のファーギーもめちゃくちゃかっこええし、回想でしか出てこないソフィア・ローレンは存在感ありすぎワロタ。ええ、もちろん、配分少なめながらニコールも堪能しましたとも。あの背中!背中ヤバいよ!老齢でない女優の中では最年長のはずなのに何が衰えているのか全く分からない。本当にあなただけ40代ですか?確かに間違いなくミューズだった。