2013,9,24 AM8 【rain】
雨音と『月の光』のアンサンブル。
10月3日、PlaystionStoreから発売予定の“rain”の体験版を
PlaystationPlusへの加入ついでに触ってみました。
全年齢対象とか雰囲気ゲーとか
まあ、あまり積極的にやる方ではないのですが
雨の降り続ける夜の街を散策、
さらにドゥビッシーと、素敵なコンセプトアートまで来て、
これはちょっと
琴線に触れるものが・・・!
というわけで、まずはスクショを何枚か載せていきます。
ひとまずのゲーム本体は、オーソドックスな逃げゲーというか、スニーキングゲー。
街中にいるモンスター(スクショ4枚目と5枚目にいる犬みたいなの)をやり過ごしたり、ときに利用したりしながら、走る&ジャンプのみのシンプル操作で進んでいきます。
特徴的なのは、キャラクターが透明人間で、雨の降らないところでは姿が見えなくなるということ。これを利用して、視覚頼みのモンスターをまくのがとりあえず基本です。
楽しいかどうかはまだわかりませんね。
一応、敵に触れると少しでも容赦なく死にますし、基本的にプレイヤーの方が足が遅いですし、
二重トラップだとか、配置がシビアだとか、モンスター自体も透明で見えないことがあるだとか、
常時舐めプができるほど、ぬるくはありません。
チェックポイントごとのリスタートもかなり親切設計、さすが全年齢対象ですが、
初見でノーミスプレイを目指すのなら、やりごたえはそれなりにあるかもと。
仕掛けのバリエーション不足で後半作業ゲーの様相を呈し〜
とかにならないかどうかが正念場でしょうか。
正直なところ、ゲーム性の方にそこまで期待してはおりません。
特筆すべきは雨の街。水しぶきに煙る夜の石畳。逐一立ち止まりたくなる錆びた風景。
つまりは画集的なところです。
さらに雨に合う静かなピアノの調べまでついてくる。
雰囲気ゲー上等じゃありませんか。しかもたったの1500円!並みの中古ゲーより安い!
こうして私のように琴線に触れた人々は喜んで買うことでしょう。
一応あらかじめ体験版に触れてはみましたが、
その印象から言っても、まったく高いとは思いませんでした。
買いましたよ。予約しましたとも。
今なら特典もついてくるそうなので。
これでふたを開けてチャプターが2つしかなかったらぐんにょりするでしょうが、
さすがにそんなことはないでしょう。
思うに、3つもあれば自分は満足です。
それ以上はカンスト突き破って伸び続けます。
そう。逆にゲーム性が高すぎても、景色に意識が向かなくなるので、
今のようにストレス軽めでプレイできるぐらいがちょうどいいのかもしれませんね。
それなりにストーリーも深みのあるものを用意しようとしているみたいなので、
そちらも心地よければ個人的には濡れ手にバスロマンです。
無人の雨の街には自分ともう一人。怪物に追われる女の子。
夜を抜け出そうとする二人
雨音にすれ違いながらも
やがて、同じ場所を目指す事になる
姿を失った二人は
その理由へと、近づいていく
だが、さらに迷い込んでしまうのだ
by rain -Story Video- 雨音にすれ違いながら
テキストはやや表現が淡泊で、ところどころがなんとなく拙い印象。
上記よりもプレイ中のものが特に。
まったくもって自分の感性だけからものを言ってしまいますが、
あそこだけはもっとなめらかにできなかったのかしら、と思わないではありません。