case.728

映画とお人形ばかりで恐縮です

2013,10,14 PM12 【映画録7『ジャックと天空の巨人』『ザ・ウォード/監禁病棟』『アンチクライスト』『貞子3D』『ダーク・シャドウ』『メランコリア』】

せめて隔週、という目標は達成できても

宣言してた更新が滞ってちゃ意味ないですね。

やっぱり向いてないのかなあとか。


最近身辺がごたごたしておりまして、

まだまだ浮き足立ってはいますが、ひとまずの落ち着きを見せてはもらえたので

暇を肴に、映画録9月号、

もとい、どう見ても10月号です(;−x−)


向いてないのかなあとかぼやきながらも、ぼちぼち続けていくスタイルゥ!↑

先月から溜まりに溜まった観了映画、その数17本!

さすがに記事の長さとかがアレすぎてやばいので、

更新はいっぺんにしちゃいますけど、記事は3つに分けます。

また、セルフツイッターからのコピペ分多めなので、各作ごとの文字量(つまり観賞した当日のテンションや体力)にかなり差があります。

見栄え以上に精神的に美しくないですよね。溜めないようにしよう。

いつもどおり、ネタバレは「もしもあったらごめんなさい」でお送り致します。

8月31日『ジャックと天空の巨人』(TSUTAYA-TV吹替版)


  • TSUTAYA TVの入会プレゼントで一本無料だったやつ。意地か惰性かとにかく最後まで観切ったけれど途中でやめとけばよかった…。
  • 清々しいまでにCGによる映像再現が素晴らしいだけの脳筋娯楽作なだけに、そこを愉しめなかったという以上ですよ、興業の大コケを聞いて陰湿な喜びに耽るしかなかったり…うぅ……。
  • というのは八つ当たりですが、しかし、ちょっと考え直してみてもなんだか変なモヤモヤに落ち込んだりします。
  • 人間VS巨人という構図は、生きたまま食い殺したり踏みつぶしたりと、ゴア表現との相性がかなりいいはずです(どっかのアニメの話ではありませんが…)。しかしその直前まで直接見せなかったり血しぶきどころか返り血もなかったり、さらに悲鳴もSEもなしなので、脳みそ★筋肉で考えてもちょっと物足りませんでした。というのは完全に自分の趣味も入ってますけど(マンイーター大好き)、全体としてファンシーな雰囲気なのにゴア表現と相性よすぎる構図を持ってきてしまってブレンドが中途半端、という嫌いがあります。
  • どう考えても巨人に追いつかれるだろとか、着水しても死ぬだろとか、その綱引きは負けるだろとか、弓強すぎだろとか、このへんが気になったってことはずいぶんプレイヤーの解像度におかんむりだったんだろうなあ、これ観てるときの自分。
  • とはいえ、子どもの頃の方がこういうブレンドが中途半端でテキトーな「子供騙し感」が嫌いだったように思います。映像に迫力やスリルがあるからどうした、とか、肝心の人喰いシーンぼかしといて迫力もクソもあるかとか。脚本も愛や勇気の強さを訴えたがる説教臭い感じじゃなくて、お伽噺というか「子どもが嫌がる子供騙し」な感じです。そのへんも踏まえて結局誰向けの作品かといえば、実のところある意味で「大人向け」なんでしょうね。片手にグラスを用意しましょう。
  • まあ、原作の現実感(非現実感)を頼みにされるのが嫌いとか、自分の好き嫌いとの相性がかなり悪かった方なのが気にかかりはしますね、こういう感想は。それでもマンイーター設定失くすだけでずいぶんやりやすくなってたんじゃないかとは思います。べつに食べる必要はなかったでしょうに。巨人は下界の豊穣な大地が欲しかった、とかそれらしい動機付けに置き換えて。
  • ダラダラ長くなってネタバレも上手くぼかせてないのは当時眠かったからですが、一向に吹き替えの件に触れないのは思い出すのも苦痛だからだ!!絶対に字幕で観ましょう。

9月3日『ザ・ウォード/監禁病棟


  • うーん、まあまあかな、みたいな感想が本当にしっくりくる。ケチをつけようと思ったらいろいろあるけど、あまり言葉にする気分にもさせられない。そこそこ無難にまとまっていて、それがしかも分相応な感じです。
  • 序盤からずっと期待を煽るような見せ方じゃなかったのよね。まあ予告編からそうといえばそうだったし。
  • ジェームズ・マンゴールドの某作とほぼ同じオチなわけだけど、それをまたパクリだの二番煎じだのと憤る気にもならず。ビッグタイトルならそうはいかなかっただろうか。まあ結果論なら、その某作の面白さが格上すぎるせいで比べる気にすらなってないということかもしれない。
  • 全然面白くないオチというわけでもありません。担当医とかの言ってることをよく考えれば読める?ってわけでもなさそうなので、意外性もなかなか。楽しもうと思えば普通に楽しめるんじゃないかと。
  • 先読みはずしたのはボクだけかもしれませんが…!
  • ていうかゾーイたんはどうなったん…?(´・ω・`)
  • こういうのにありがちな女の子いっぱいのエロエログログロB級テイストを期待すると全然物足りないとは思いますのでそのへんはお気をつけて。レーディングでわかる通りあんまりグロくない上に、グロと呼べるシーン自体が少ないし(90分映画とはいえもうちょっと……)。エロはエロで目に留まるのはサラとゾーイたんのおみ足ぐらい。背中フェチのはずの自分があのシャワーシーンにはときめかなかったという極め付き。
  • そもそも主人公ががっかりおっぱいでは。走って逃げるシーン満載なのに誰も揺れないとはこれいかに。
  • 場面が飛ぶときの演出はあれはツッコミ待ちなんでしょうか。なんで安っぽい海外ドラマみたいなんだ!しかもわりとハラハラするシーンで出てくるという…(−x−;)
  • 舞台を1966年にしたのは携帯出すのがめんどくさかったからですね。っていうだけじゃあないだろうけど、考えられる限り舞台設定はわりとご都合。そんな臭いをかぎ取ったから過ぎた期待を持たなかったのかもしれません。
  • <ここはややネタバレ>ちなみに、タイトルバックがやたらかっこいい。ですが、本編とはまるで関係がない(とにかく精神病院だということを強調したかったのか)。ここに予算を使い果たしたんでしょうか。特殊メイクもそこまでしょぼくはなかったけれど。
  • しかしなぜゾンビ……(・x・;)

9月4日『アンチクライスト


  • 痛い痛い痛いそれはアカンアカンNOOOO!!とかわりと喚きながらの観賞。
  • エログロとしてはすごかったけど、観るまで期待してた尾を引くようなセンセーショナルはプロローグだけだった。引き込まれるスローモー。表現のセンスだけはあいかわらず繊細に尖りすぎてて頭がおかしいです。
  • テーマが好みじゃなかったというのもあるにはあるかもしれない。絶望に追い込まれた人間の変貌とそのプロセスと。これを人間の本性とか女の素顔とか言っちゃうのはおTNTNイジラーなしょっぱい恥ずかしさがあるけれど。
  • むしろヒロインにそういう童貞クサい普遍性を付け切れずに力尽きたようにも見えます。トリアーも年取った?ただここは自分の好みの問題も多分にある気がします。
  • しかしもうこれはホラー映画でいいだろ。ヒロインに普遍性がないという点からもそう思う次第。

9月7日『貞子3D』


  • いやー観てよかったわー。日本にもまだこんな粗雑な低予算モンスターパニック作って遊ぶ余裕があるんだねぇー。監督が気合い入れすぎたのか本編30分なのにアパン50分もやっちゃってたけどシークバーが使える環境だから全然飽きなかったよぉー。2もおうちで観なきゃね☆
  • 吐)オ"ボロ"ロ"ロ"ロ"ロ"ロ"r"r"r"r"
  • いや、実際ラスト30分は面白かったです。明らかに趣旨違いますけど面白かったです。指差して笑ってました。いいです。あくまでシナリオ把握したいという人も最初30分と男の目的がわかってから10分くらいは飛ばしてもいいです。
  • まあ全部観ても結局ポカンが多いんですけど。最初から続編つくる気満々でしたね。演出で間を持たせてるわけでもないので、ホント、アパンと揶揄した50分間はひたすらダラダラとしています。
  • 最後の最後にチョイ役で出てくる貞子様(橋本愛の黒髪ぱっつん)はかわいい。
  • 「@ankokusouseiou 俺がよく見る映画の感想ブログで2は「貞子3Dからお笑い取ったら何が残るってんだよ!」って酷評されてた」(某氏からのリプライ)
  • ('・x・`)

9月7日『ダーク・シャドウ


  • ま、まるで記憶に残りそうにないですぞ、この映画…(゜x゜;)
  • 凡百とかお定まりとかそういうのではありません。刹那的なエンターテイメントとしては瞬き忘れてたんじゃないかってくらい愉しんでいたのですが、問題は内容ですよね。思い返すだにどうしようもなく雑然としていました。
  • とにかくとっちらかっててテーマは宙ぶらりんだし、結局何が主軸のお話だったのかはっきりしない。キャラクターの誰に共感すればいいのかも最後までわかりませんでした。わーって騒いでるうちに終わっちゃって気がつくと自分は誰とも一度もお手々繋げてなかったっていう。中途半端な悪乗りだったとまでは言いませんが、悪乗りばっかりしてるうちに大事なことを忘れちゃった、というような印象でした。
  • あくまで刹那的なエンタメとしては、もう一度言いますが満足しています。ジョニーが演じるロンドン紳士風の浦島太郎は終始魅力的なパフォーマーだったし、色欲や食欲(血)に滅法弱いあたりも紳士さと相反するダメ男っぷりで、そのシュールなノリは愉しかったです。魔女とのエキサイティングな濡れ場(?)は人類には早すぎたようですが間違いなく必見でしょう。

9月12日『メランコリア


  • 少なくともトリアー監督はここにあるすべての素材で自分にしか撮れないものを撮り抜いてみせたのだと思います。だから、どこそこがセンセーショナルだとか退屈だとかは全部置いておいて、こちらもまた観終えたという事実に満足しておきたいです。細かい話をしてこの感嘆の薄れるわけではないでしょうけれど。
  • トリアーにしか撮れないというよりトリアーしか撮らんわこんなもん、みたいな感じも少なからずありますが。こちらがそれを手放しで喜んでいる節もね(笑)
  • まあそれにしても人間嫌い、特に女嫌いはあいかわらずの筋金入りですね。どんだけ親子愛家族愛神話ディスれば気が済むのか。鬱病の人と食卓を囲んではいけない。
  • 脳とネガティブのメカニズムとかエラーの症候群化とか、そういうのが気になってもきました。なにしろ不思議でして。
  • 仮に生命というものが地球にしか存在しないと証明されたとしたら、人によって価値観にどんな影響が及ぼされるんでしょうか。
  • 序章は何度も観返したいくらい、作品内での存在意義を差し置いても素晴らしい映像で、もうスチル集で欲しいくらいです。しかしまさかたったの8分程度だったとは。短くても15分はあったような気がしていました。
  • ちなみにその序章、ずっとスーパースロー演出なんですけど、もしやこのまま二時間ぶっ通すのではないかと考えてヒヤリとしました。理由さえあればやりかねませんからね、あの監督なら。そしてそれもちょっと観てみたいというこちらの願望もあります。