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映画とお人形ばかりで恐縮です

2013,11,23 PM1 【ボジョレー・ヌーヴォーと紳士的なオリーブ】

突発的なまどマギ好景気を利用して、仲間とイタリア料理店を開拓してきました。
ついでに先日解禁したばかりのボジョレー・ヌーヴォーに舌鼓。

今年は不作との噂は聞いていましたが、まあそれで左右される味の違いまで分かるほどの通は僕らの仲間内にいませんからね。
さあ散財するぞ景気づけだエイエイと、おそるおそる口をつけたところでうまいものはうまいでしたよ。
確かに飲むつもりはなかったのですが、こう、このところめぐりあわせがですね、色々と面白いのです。


お店自体は、駅前の飲み屋街を少し下ったところにある小さなお店。
料理長の恰幅と手軽に高級感のある雰囲気のたいへんよろしいダイニングでした。

カジュアルな店構えのわりに、お2階のテーブル席は真っ赤なクロスとカーペットでカウンターバーも完備。

お酒はワイン中心ですが、カクテルも普通のバーと遜色なく一揃い。どうやらシェフが元バーのマスターらしいですね。
さらにビールから日本酒、洋酒まで普通に揃っているおかげで居酒屋気分でも楽しめます。

お値段も難しくはなく、パスタと肉料理とを一品ずつ頼んでも2000円前後に収まった模様。
若い男5人連れ立って入って好きに飲み食いしたのに、一人あたま3000円行かないうちに満足できてしまったのには素直に驚きです。

味の方もお値段以上。貧乏学生にイタリア料理が目新しいでは済みませんとも。
アサリの酒蒸しに豚角煮にカルパッチョマルガリータとテリーヌと、日が浅いとはいえ味が舌に染みついています。
子羊、鴨と材料切れで空振りだったのが非常に惜しまれるところ…。

お客が少なめだったせいかもしれませんが、店員さん方の動きもよく、ゆっくり気持ちよく食事ができました。


食事に行くとなかなか写真を撮りませんね。
こういうときくらい撮っておけばよかった……。



また帰りには知人のバーでカクテルを一杯。
タンニンのシビれをなだめるつもりで甘ったるくゴッドファーザー

人数も人数だったので珍しくテーブル席(しかし椅子じゃなくてソファ!座り心地!)を使わせていただいたのですが、そこへオリーブ片手にマスターが登場。
なんでも小豆島産のオリーブの塩漬け(?)だそうで。

これがしかし驚きでした。

自分はオリーブは少々苦手ながらもひとまずご相伴にあずかることにしたのですが、いや自分の記憶の中のオリーブの味とは全然違いましたね。
オリーブといえばエグみ渋味でちょっと面白くない味わいだとばかり思っていたのですが、マスターが持ってきたものはさっぱりとしてフレッシュで程よく塩味が利いている。

なんでしょう……オリーブってもっと、こう、頑固でお高くとまってて、好戦的と言わないまでもちょっと勝ち気そうで近寄りがたいイメージがあったんですけど、これはまるで友好的じゃあありませんか。
んー、オリーブってこうだっけ?と思わず目を白黒させて首を傾げてしまいました。たぶん僕はすごく変な顔をしていたと思うのですがなんとなくそれを自分で想像して自分で笑ってしまいましたし。オリーブ相手にいったい何をやってるんでしょうね。

やー、そういえばマティーニってちゃんと頼んだことない気がします。
それはオリーブのせいじゃないんですけどね。もっと珍しいものが飲みたいみたいな志向が自分は強いですし。

とはいえ、あのオリーブが入っているならマティーニも一度頼んでみたいと思えるような味でした。
そもそもマスターが言ってましたが、あれってオリーブオイルの基本の味そのものなんですよね。そりゃあエグくも渋くもないはずです。


いやはや。本当にここ最近はめぐりあわせがいいですね。

今日そもそも駅前の方まで出かけていったのは、想定していた居酒屋がことごとく予約でいっぱいだったからで、バーへ寄ることもイタリアンを食べることもそれがある通りへ足を踏み入れてから思いついたことだったのです。
ボジョレーに至っては、イタリアンの席についたときに店員さんに言われて思い出し、先にそこそこ食べ始めてから注文しようと言い始めた始末。

そう、まったくもって100%行き当たりばったりの飲み屋街ぶらり旅で、正直リベンジも難しいような機会だったにもかかわらず、ここまで言うことなしの幸運ぞろいだったことは正直出来過ぎと言わざるを得ません。
仲間内の誰かが聖人の遺体を隠し持っていたとでもいうのでしょうか。
後々合衆国に付け狙われ始めやしないかと、ちょっぴり心配してしまいます(´x`)