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映画とお人形ばかりで恐縮です

2013,11,25 AM2 【続・Pencil Sketch】

loving (with other application, Pencil Sketch)

3日前のエントリ2013,11,22 AM5 【Water ReflectionとPencil Sketch】の続きになります。

記事後半で書きかけた、Pencil Sketchについてのややつっこんだレビューです。


アプリ比較

  • 元画像1

First anniversary party (Nov. 2, 2013)

  • Pencil Sketch:Black-White Sketch

  • PicsArt:Sketcher


  • 行数:76
  • Brightness:45
  • Contrast:66
  • Fade:0
  • PicsArt:Sketcher 1


  • Mask 1:21
  • Mask 2:0
  • Magic 3:162
  • Magic 4:225
  • 色1:黒、色2:白
  • PicsArt:Sketcher 2


  • Mask 1:23
  • Mask 2:0
  • Magic 3:161
  • Magic 4:243
  • 色1:黒、色2:白

PicsArtには同名のスケッチ風エフェクトが3種類入っています。
もう一つ“Contours”というエフェクトもあるのですが、今は調子が悪いようなので割愛。

使い道によりけりですから、どれがいいということはないでしょう。

無印Sketcherは単体で扱うにはクセが強くくどい絵になりがちですが、輪郭線とコントラストの検出はなにげにしっかりしています。
さらにFadeが調節できるので、PicsArt内で他エフェクトと組み合わせて使うことがしやすくて便利です。

そしてSketcher 1とSketcher 2は2色の変更が可能。
線の濃さやにじみ具合なども調節できるので表現の幅が広がります。
どちらかといえば下地向きのエフェクト。

  • Sketcher 1を下地にした作例。Title, "Magic hour"

Magic hour

Pencil SketchのBlack-White Sketchに一番近いのはSketcher 1でしょうか。線の検出精度だけならSketcher 2も同じ仕様ですが。

とはいえ、Sketcher 1とSketcher 2はエフェクトの仕様のため、白黒だとどう調節しても影が強調されてにじんだ線になりやすいです。
そしてそもそも調節が難しい。そこそこ勘のいい人でなくては使いこなすまでにやたら時間がかかるというのはPicsArtの特徴そのものだったりもします。

無印Sketcherも、僕の目からは他エフェクトと組み合わせるのを前提としたものにしか見えませんから、画像をただ“スケッチ風”に手軽に加工しようと思ったらそぐわないことになります。

輪郭線の検出精度についてはどこもいい勝負ですが、明暗についてはPencil Sketchの方が余計な強調を抑えられてとっつきやすい印象です。

PC版のPicasaやOfficeソフトのスケッチ加工でも、淡く自然なコントラストを求めるといわゆるコレジャナイ感が出てきてしまった覚えがあるので、Pencil Sketchのように扱いやすく控えめなアプリは実は貴重なのかもしれません。


“Color Sketch”について

Pencil SketchにはPicsArtのように輪郭の検出精度(詳細度)などの微調節機能がついていません。

その代わりのように、白黒スケッチ加工から派生したと思しき他のエフェクトがいくつか同梱されています。

その一つが、“Black-White”と合わせて2通りの選択肢になっている“Color”。
いわゆる“色鉛筆画風”というやつです。

  • 元画像

  • Pencil Sketch:Color Sketch

こんな生々しい色鉛筆画があるか!と怒られそうですが、
世界には本当にすごいアプリでなく生身の人間がいますから、ということでご容赦願いたいところ。

そういう問題じゃないですね。
おそらく一度Black-White Sketchと同じように明暗を検出してから、応じた密度の点描に代えて色をそれで戻しているのだと思います。

ただ、これによる色の再現力はあまり質の良い方ではありません。

上の画像の白いところを見てもらってでもいいですが、
さらに次の画像を見たほうがわかりやすいでしょう。特に黒くて影の濃いところが古いブラウン管のテレビみたいになっています。

  • 元画像

Kyoto - Daigoji

  • Pencil Sketch:Color Sketch

劣化は劣化で味のある画像といえますが、単に“色鉛筆画風”を期待するとガッカリするかもしれませんね。

レトロ風の加工を重ねがけていくと面白くはなるので、下の手前味噌ながら作例を載せておきます。フィルターとフレームはPencil Sketch付属のもの。

  • 作例


“Doodle”について

どぅ……どぅどぅる?(・x・`;)

と、まるで息をしていない自分の英単語語彙にどぎまぎしつつ辞書を引くと、「いたずら書き。落書き」のような意味になるようです。

Pencil Sketchに同梱されている、“Sketch”の対となるエフェクトがその落書き風エフェクト、“Doodle”です

  • Pencil Sketch:Black White Doodle(明度・強度調節済)

  • Pencil Sketch:Color Doodle

こわい……(;゜x゜)

うちの子向けのエフェクトではないですね。基本的には検出した明暗に応じて線を出力してより被写体の輪郭を強調していくエフェクトのようです。

同じ画像のBlack White Sketchバージョン。

明暗を検出しているのかと思いましたがこちらと比較するとDoodleは輪郭を直接検出しているみたいに見えますね。影がほとんど消えています。

こういうエフェクトは、うちの子のお顔みたいに陰影を重視して平面を強調したい絵より、平面が少なくて細かい描き込みが生きそうな絵に使った方が効果的なのではないでしょうか。近影よりは、接写か風景か。

  • Pencil Sketch:Color Doodle


  • 2枚目の元画像

見込み通りだったと言えるほど確信があったわけではありませんが。試しにやってみるものですね。

特に2枚目はお気に入りです。やはり風景写真のように線がごちゃごちゃしていると面白い絵になるようです。

自分のこういうアプリの愉しみ方って、特に完成像を具体的にまで予想せずに、ひたすら試行をくり返して不意に出てきたものを気に入る、というド素人スタイルなので、これでよいのです。


とはいえ、使い慣れてくるとPicsArtなんかでも、「あ、ここにあのエフェクトが合いそうだぞ」と当たりをつけて使うようにはなってくるんですけどね。ゴールだけ定めずに、画像とにらめっこしながら合いそうな加工を選んでいくスタイルに変わりつつあります(笑)
一応コラージュやスプラッシュもうまく使っていきたいのですが、まだまだモチベーションがそこまで行きそうにありません。


とりあえず、Pencil Sketchについてのレビューは以上になります。

一つだけ難点を付け足せば、保存できる画像サイズが強制的に小さくされるということでしょうか。画像の解像度を維持したいときは使えないということになりますね。

その点にさえ気をつければ、あとはそこそこ扱い甲斐があるので、ストックしておけば充分オトクである、という総評でここは一つ。


そういえば、前半の方でついでに紹介することになったPicsArtのSketcherですが、Fade調節を利用してそこそこ効果的に加工できた画像を最近Flickrの方にもアップしていたのを思い出したので、最後に作例として貼っておこうと終わろうと思います。
では。

Title, “Longing”

Longing

(PicsArt)

  • mask-Lights 17
  • effect-Fatal 1
  • effect-Sketcher
  • effect-Light Cross
  • effect-Soften
  • effect-Lomo