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case.728

映画とお人形ばかりで恐縮です

ドルシネ・サロン第4回『アシュラ』

ドール de シネマパラダイス 映画

※要注意

  • ドルシネことcase.728の《ドールdeシネマパラダイス》は、我が家の人形姉妹の歓談に仕立てた映画感想エントリです。映画をそこそこ真剣に語りながら、女の子たちが適当なおしゃべりをします。
  • あらすじ解説記事ではありませんが、ネタバレはあまり自重しません。
  • ドールたちの大半は商標のあるものですが、キャラクター(名前、性格等の設定)は当ブログオリジナルにさせてもらっています。詳しくはブログ紹介記事を参照のこと。

アシュラ / 作品情報

f:id:nanatsuhachi:20141004210750j:plain

2012年/日本
上映時間:75分
映倫区分:G
監督:さとうけいいち
原作:ジョージ秋山
脚本:高橋郁子
プロデューサー:池澤良幸
企画:森下孝三
監修:森下孝三
製作:秋山命
CGプロデューサー:今村幸也
CG監督:森田信廣
美術監督:栫ヒロツグ、加藤浩
音楽:上田益、池頼広住友紀人
主題歌:小南泰葉
キャスト(声の出演):野沢雅子北大路欣也林原めぐみ玄田哲章平田広明島田敏山像かおり山口勝平水島裕
(解説)
1970年の発表当時、有害図書として糾弾されるなど物議をかもしたジョージ秋山の同名漫画を、「鴉 KARAS」「TIGER & BUNNY」のさとうけいいち監督がアニメーション映画化。
(あらすじ)
室町時代の京都を舞台に、後の高僧アシュラの壮絶な少年時代を描く。相次ぐ洪水や飢きんにより京の都は荒廃しきり、人々は飢え苦しんでいた。生まれてすぐに親に捨てられたアシュラは、本能のままに生き、時には人肉をも食らうケダモノとしてひとり生き抜いていく。ある時、地頭の息子を殺してしまったアシュラは追われる身となるが、美しい少女・若狭と出会い、その身をかくまわれる。若狭の優しさや愛に触れ、次第に人間性を備えていくアシュラだったが……。
(以上、映画.comより)


映画『アシュラ』予告編 - YouTube

今日のメンバー

f:id:nanatsuhachi:20140908152939j:plain:w90:left四女・ゆね(東京喰種も好きだよ)
おすすめ度:★★★★☆
一言感想:「人と獣の違い」にここまで突っ込める作品も珍しい。

f:id:nanatsuhachi:20140908152928j:plain:w90:left八女・ハロルド(カニバと聞いて)
おすすめ度:★★★☆☆
一言感想:人の本性から逃げてはいない分、万人向けとは言い難いですわね。

f:id:nanatsuhachi:20140908152930j:plain:w90:left十二女・くうり(小難しいこと考えたい年頃)
おすすめ度:★★★★☆
一言感想:「野生児→人」は前座。本番は主人公が「人」になってから。

f:id:nanatsuhachi:20141001233018j:plain:w90:left十四女・リュシカ(わりに自然主義者)
おすすめ度:★★★★★
一言感想:人が人以外のものでない理由なら“愛”が答えじゃないとわかるのだぞ。


ドルシネ初のアニメ映画です

f:id:nanatsuhachi:20140908152930j:plain:w90:leftといってもサロンがまだ四回目で作品も選びながらだし……
って、どしたんですか、ゆね姉さん?瞳も顔色もサファイアブルーで。

f:id:nanatsuhachi:20140908152939j:plain:w90:left自分が 最 年 長 なんだよぉぉぉ今日ぉぉぉぉ…(;´Д`)

f:id:nanatsuhachi:20140908152930j:plain:w90:leftは、はあ(・_・;)
いや、うちの設定上は四女なんですから、普通に回ってくるでしょう。ちょうど四回目ですし。

f:id:nanatsuhachi:20140908152939j:plain:w90:leftそりゃそうなんだけどマジで四回目で来ると思ってなかったんだよ。前回ツゥ姉・フィセ姉の二強が揃って出て前々回自分とりに姉の組み合わせもやっちゃったから順当に来そうだなと思っちゃいたけどむしろ馬鹿正直すぎるかなと思うじゃん!あえて四女飛ばして六女とか気の利いた展開期待するじゃん!二連になるけどフィセ姉とご一緒もワンチャンあるかなと思うじゃん!自分フィセ姉実は大好きよ!?

f:id:nanatsuhachi:20140908152930j:plain:w90:leftいや、あの、なんかすいません、あたしが二連で…。

f:id:nanatsuhachi:20141001233018j:plain:w90:leftのっけから盛り上がってるところ悪いがパパ殿から伝言だぞ。「やっぱ長すぎるから今回から一万文字以内目指して」あと、「なるべく観てない人にもわかるように」だそうだぞ。

f:id:nanatsuhachi:20140908152930j:plain:w90:leftおおっと?ほ、ほら、ゆね姉さん。我が家で2014年組って呼ばれてる中から初参戦の最年少が冷静に進めようとしてますよ。しゃきっとしましょう。
ていうかリュシカはそんなしゃべり方だったんだな…。

f:id:nanatsuhachi:20141001233018j:plain:w90:leftおー。お気に映画リストどころかプロフィールもまだ「我が家の白髪地蔵」以外何も書いてもらってないような新参だぞ。「地蔵」が本作と仏教つながりという理由だけで呼ばれてきたぞ。りゅーだぞ。よろしくだぞ。

f:id:nanatsuhachi:20140908152939j:plain:w90:left不安要素しか見当たらないんだぞぉおぉぉ!てか文字数気にするんなら最初からもっと無難な布陣にしとけよバカオトォーン!(;TДT)

f:id:nanatsuhachi:20140908152928j:plain:w90:leftまあまあ、ゆねお姉様。ドルシネ初回でも活躍し、今日登場二回目を勝ち取ったわたくしがいるのですから、何も心配いりませんわ。
特に本作はカニバリズムも取り扱ったもの。今日のわたくしはまさに、水を得た魚ですの('ω')=3

f:id:nanatsuhachi:20140908152930j:plain:w90:leftえ?そんなに活躍してましたっけ、ハロルド姉さんって。お気に入りのキャラ見つけてはしゃいでただけのような…。

f:id:nanatsuhachi:20140908152928j:plain:w90:left……。
ふふふ。さすがに前回素人のふりをしてお話を盛り上げていらっしゃった賢い人は、言うことが手厳しいですわ。どうしましょう。せっかく引き立て役を買って出ていただいても、わたくしにうまく玄人のふりができるかしら?

f:id:nanatsuhachi:20140908152930j:plain:w90:leftムカッ(-_-メ)
ふっふーん、いいんですよ、今日は素人のふりしてくれても。カニバリズムで水を得た魚といってもハロルド先生の本領はスプラッターですもん。無理はしない方がいいと思いますよ、仏教色が強くて禅問答じみててノセ姉さんの好きそうな本作とは相容れないでしょうから。

f:id:nanatsuhachi:20140908152928j:plain:w90:leftどーぉしてそこで四女のお姉様の名前が出てくるのか・し・ら?

f:id:nanatsuhachi:20140908152930j:plain:w90:leftどうしてでしょおねえ?本作を観ながら想像してためちゃくちゃ有意義なおしゃべりの相手がハロルド姉さんじゃなくてノセ姉さんだったからかもしれないですねえ?ゆね姉さんとリュシカもその中にいたんですけどねえ。イヤー、オシカッタナー。

f:id:nanatsuhachi:20141001233018j:plain:w90:leftゆね姉や、二人だけでとても盛り上がっているがこれでいいのだぞ?映画の話をほとんどしていないのだぞ。

f:id:nanatsuhachi:20140908152939j:plain:w90:leftいいわけあるかァ!なんで極めつけがよりにもよってこの犬猿コンビなんだよ!
だー!もー!おまえらいい加減にしろ!共に念仏で心を鎮めようぞー!

f:id:nanatsuhachi:20141001233018j:plain:w90:leftそこで劇中の法師の台詞ちゃっかり引用しちゃう四女の意地はマジリスペクトするけど、今はゆね姉やが真っ先に心を鎮めるべきだとりゅーは思うぞ。今のはどう見ても「喝ァーッ!」だぞ。


f:id:nanatsuhachi:20141004210707j:plain

気を取り直して、いい映画?

f:id:nanatsuhachi:20141001233018j:plain:w90:leftこれがいい映画でなかったら何がいい映画なのか、りゅーにはもうわからないのだぞ。

f:id:nanatsuhachi:20140908152930j:plain:w90:leftリュシカはマイペースだな(^^;)
まあとりあえず、「人食いの野生児が主人公」というだけでただのインパクトは十分あるわけだけど、その主人公が「人」になるまでのお話で終わらなかったのがあたしは面白かったな。いわゆる「モンスターが人間性を手に入れる話」って、たいていそうやって「改心」しさえすれば、あとはそれを証明するようなクライマックスを挟んで丸く収まっちゃうからさ。そういうのも好きなんだけど、確かに「心を手に入れてからが本番だ」ってとこまではなかなか踏み込まないよ。

f:id:nanatsuhachi:20140908152928j:plain:w90:leftそれはそうですわね。アシュラが「人に成って」からがどういうお話かといえば、「理性と感情の重みを同時に知る」と言うべきかしら。心を手に入れるというのはただ美しい感情だけを手に入れるわけではありませんし、理性は必ずしも解決策ではなく感情とせめぎ合うものであることを表していたと思いますわ。性善説に頼って人間性礼賛になりがちな聖書的ヒロイズムとは一線を画すところですわね。時代が違ったとはいえ、本作が原作に忠実だというなら原作の有害図書指定は本当に理解に苦しみます。「どうして人を殺しちゃいけないの?」に正直に答えられる大人が今の世にどのくらいおりますの?

f:id:nanatsuhachi:20140908152939j:plain:w90:leftそ、それは時代が違うということで置いとこうよ。原作読んだことないわけだし。
ていうか二人とも仲直りしたように見せかけて今度は情熱勝負始めてるよね?マジでちょっと落ち着こう?


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f:id:nanatsuhachi:20140908152939j:plain:w90:leftくーちゃんは、たいていの作品は人間性の抱える業(ごう)とかまで「なかなか踏み込まない」と言ったけど、正確には「普通は踏み込まない」だと思うな。その「たいていの作品」っていうのは、「愛や正義の偉大さ」とか「真の愛こそ真の人間性」とかを伝えるために作られた作品のことでしょ?その中で「人間性ゆえに人は苦しむ」と訴えても、どっちつかずや冗長になってまとまりに欠ける。尺も足りなくなる。続編ではやらなくもないけど。

f:id:nanatsuhachi:20140908152930j:plain:w90:leftそう、ですね。
とにかく本作が突き詰めようとしてたのは「人と獣の違い」だったと思うんですけど、その答えをまずはアシュラが「人と成る」姿を見せることで感覚的に表現してから、アシュラ自身がそのことを自覚するまでを描いてます。その過程で、愛の大切さや人間性の偉大さについては、取り立てて語っているようには思えませんでした。むしろそうやって愛や正義に関する価値観を問わないからこそ、「どんな人間でも獣とは違う」というところまで突っ込めたということなんでしょうか。

f:id:nanatsuhachi:20140908152928j:plain:w90:leftいうなれば、「人はいずれ人にならざるを得ない」のですわ。人になることに条件を求め、「愛なき人は人でなし」とするのは非常に聖書的な考え方だと思いますの。
邪悪は当然論外にしても、とても自然な状態においては、人は人間性を手に入れられるかどうか以前に、そもそも人間性から逃れられない。本作の法師様が言うように、人の中には獣の本性もあり、環境によって人はそちらにも従うのですけれど、結局人間性を捨てられたことにはならないのですわ。捨てられないがゆえの業(ごう)であるというの考え方は、間違いなく仏教的だと思いますわね。

f:id:nanatsuhachi:20141001233018j:plain:w90:leftうむ。法師殿がアシュラの背中に見た阿修羅様は、慈愛のかたまりな聖書のゴッドとは違って闘争心のかたまりだぞ。それでも人を見守る神の一つで、逆に言えば阿修羅に見守られる者も獣じゃなく人だというのだから、考え方の背景がまるで違うのだぞ。

f:id:nanatsuhachi:20140908152939j:plain:w90:leftはろるんの言う聖書的ヒロイズムも馬鹿に出来るものじゃないんだけど、あっちじゃ「獣のような人とそうでない人の違い」しか突き詰められないよね。「人」という枠の中で完結せず、人獣を同じ魂を持つものとして同じ地平で考えながら両者を決定的に分かつもの…「真の意味で人が人である理由」を考えるっていうのは、仏教的かどうかはともかく、少なくとも聖書的ではないね。


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心に残ったシーンは?

f:id:nanatsuhachi:20141001233018j:plain:w90:left若狭たんの沐浴。

f:id:nanatsuhachi:20140908152939j:plain:w90:leftなんでや!!

f:id:nanatsuhachi:20140908152930j:plain:w90:leftあれれ、結構マジメな話できてると思ってたのに…(・_・;)

f:id:nanatsuhachi:20141001233018j:plain:w90:leftりゅーは大マジメだぞ。
若狭たんは正直ぬーど以外もやたらと健康的なエロス(美)が弾けているのだぞ。パパ殿はちょっとノスタルジー感じたとさえ言っていたぞ。
そして、それあってこその飢饉のときのあの姿。それまでのエロス(美)が決してただれた感じではなく、あくまで健康的であることの強調だったからこそ、ガリ痩せ姿が壮絶だったのだぞ。

f:id:nanatsuhachi:20140908152928j:plain:w90:left確かに、あの薄い着物の胸元に視線を吸い寄せられていた殿方からすれば、後半は若狭さんが死ぬよりトラウマものかもしれませんわね。外見的な魅力が健康的だったためというのは認めますわ。

f:id:nanatsuhachi:20141001233018j:plain:w90:left飢饉前は絶対ぽよぽよだったのだぞ。山所の兄ちゃんマジうらやましいぞ。

f:id:nanatsuhachi:20140908152939j:plain:w90:left漏れてる、漏れてるから本音が。りゅーたんそういうキャラか('ω';)


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f:id:nanatsuhachi:20140908152930j:plain:w90:left飢饉時の若狭の話が出たのでどうしようかと思いましたけど、あたしは先に「人になった祝い」までのあのくだりを挙げたいですね。ある意味本作で一番凄絶なシーンじゃないかと思うので。

f:id:nanatsuhachi:20140908152939j:plain:w90:leftちょっと見たことないよね、「こんな苦しいところに生みやがってぇ!」ってガチの説得力を持って叫ぶ少年主人公なんて。テーマもがっぷり集約されてるし。

f:id:nanatsuhachi:20140908152928j:plain:w90:left「そのように思うことこそこそが人である証拠」というくだりですものね。肉体の苦痛以外に苦しみを覚えるのは、心を持つ生き物、すなわち人間だけだと。自殺をするのは人間だけという話とも似ていますわね。

f:id:nanatsuhachi:20140908152930j:plain:w90:leftここがちゃんと救いに見えるかは人によりそうですけどね。直接的に苦しみがやわらぐわけじゃないし。
でも、まともな心を持つ人が最も恐れることの一つは「人は苦界で生きるために人でなくならざるを得ないのではないか」という疑念だったりもするって父さんが言ってました。アシュラも人として扱ってくれる若狭から人でなしと言われたことを悲しんでいましたから、「人は人であらざるをえない」というのは、楽ではないという意味では残酷ながら、救いにもなってるんですよね。

f:id:nanatsuhachi:20141001233018j:plain:w90:leftそれにしてもすさまじい荒療治だったのだぞ。「この左腕は仏に捧げよう」は目剥きしびれる以外になかったのだぞ。食えないぞあんなもの。

f:id:nanatsuhachi:20140908152939j:plain:w90:leftまさにね。もう言葉にする必要さえない説得力だったし。何も切らなくてもいいじゃんと思いながらも、「これはお前が人になった祝いじゃ」ではちょっと泣きそうになった。


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f:id:nanatsuhachi:20140908152939j:plain:w90:leftいや、今思うとあの「法師が自分の左腕を差し出してもアシュラが食べられないことを証明する」シーンって、そのまま終盤のあの若狭との「馬肉問答」に重なるんじゃないかな?

f:id:nanatsuhachi:20140908152930j:plain:w90:leftあ、そういえばそうですね。とりあえずその「馬肉問答」も、「人になった祝い」に次ぐもう一つの絶対外せない名シーンなのでそっちの話に移りましょう。


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f:id:nanatsuhachi:20141001233018j:plain:w90:left「馬肉問答」、すなわち「飢え死にしかけた若狭のためにアシュラが盗ってきた馬肉を若狭が人肉だと思って拒否するシーン」なのだぞ。
肉を差し出された側が人であることを証明する役であるところまで「人になった祝い」と同じだぞ。

f:id:nanatsuhachi:20140908152928j:plain:w90:left“証明”を突きつけられる役だけ入れ替わってますわね。どちらもアシュラなのですけど。
ゆねお姉様は「問答」とあのシーンを表現しましたけれど、やはりあのやりとりは禅問答じみて見えますわよね。禅問答が何かわからなくてもそれらしいというか。

f:id:nanatsuhachi:20140908152939j:plain:w90:leftだねえ。象徴的であるだけじゃなく人の理性を試す面白いシーンだよ。
若狭がアシュラを信用していないのが悪いって意見が聞こえてきそうでちょっと怖いけど、そういう問題じゃあない。むしろその返しは、あの肉が馬肉だと証明できなくても、「信用する人から馬肉だと言われる」という条件でなら食べてしまえるのか、「食べなければ飢えて死ぬかもしれない」という条件でも食べたくないものを、「相手への信用を示すため」という条件で食べてしまえるのか、という問いになって返ってくるんだよね

f:id:nanatsuhachi:20140908152928j:plain:w90:left一度人の肉である可能性に気づいてしまった以上、人の肉でないことを証明できないまま食べてしまえば、他のどんな理由づけも「言い訳」になるしかない。残酷かもしれませんが、理性的に高潔であり続けるということはそんなに軽々しくはないのでしょうね。
「高潔さを犠牲にしても人を助けるために動く」というメソッドはよく見かけますけど、ある意味では「人助け」という大義名分なら人から支持してもらいやすいということに過ぎませんし。


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f:id:nanatsuhachi:20140908152930j:plain:w90:leftうーん、そこまで過激な言い方しなくてもいいと思いますけど。大義名分のメソッドはそもそも存在しないシチュエーションなわけですし。

f:id:nanatsuhachi:20140908152928j:plain:w90:leftあら?ごめんあそばせ。今日は素人面する人がいないものですからつい気抜けしてしまって。

f:id:nanatsuhachi:20141001233018j:plain:w90:leftあ、あ、順調な流れが今まさに危機。最年長、出番ですなのだぞ。

f:id:nanatsuhachi:20140908152939j:plain:w90:leftと、ともに念仏で心をしずめ……っ。
じゃなくて!普通に二人とも正論言ってるからバチバチしなくてもいいんだっての!


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f:id:nanatsuhachi:20140908152939j:plain:w90:left要するにあのシーンのキモからして意地悪といえば意地悪で、「切り取ってしまえばもう何の肉かはわからない」がそれなんだよ。切った肉はたとえ元の体(※死体)に戻してもくっつかない。元の体がそれだという証明さえできない。そして若狭は言外に言ってたのは、それが飢えて人肉に手を出す人間の最初に頼る真理だということだったんだと思うよ。

f:id:nanatsuhachi:20141001233018j:plain:w90:left「わからないから食べていい」と「わからないから食べない」はまさに人の内面の獣と理性の対比なのだぞ。「わからなければどうするか」が、法師が言うところの「己の中の獣と闘う」の勝ち負けのラインなのだぞ。「わからないもの」を食べた時点で、どんな言い訳をしてもやっぱり「飢えて人肉に手を出す人間」と自分がどこか同じに思えてしまうのだぞ。

f:id:nanatsuhachi:20140908152930j:plain:w90:leftそうなったらもう引き返せないだろうな。自分が食べたのが馬肉か、人肉か、死ぬまで問い続けながら生きる羽目になる。いや、もしかしたらその後、「わからなければ食べていい」にやすやすと頼るようになるかもしれない。それはもう狂信と同じ。アシュラを逆に「信用して」食べたとしても、それは狂信盲信の対象がアシュラに定まるというだけの話。そういう未来が漠然とでも若狭には感じ取れてたのかも。


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f:id:nanatsuhachi:20140908152928j:plain:w90:leftまあ少なくとも、自問しながら生き続ける支えにまであの時点のアシュラがなれたかどうかで言えば、無理だったとも言えるのですけれど……って、ああ、もう、なんだかごめんなさい。どうしてもちょっと、あのシーンのアシュラが信用できるなんて意見には神経を疑いますと言っておきたいのですわ。

f:id:nanatsuhachi:20140908152930j:plain:w90:leftスプラッター大好きなわりに潔癖なんですね、ハロルド先生。

f:id:nanatsuhachi:20140908152928j:plain:w90:leftうるさーい!心が狭くて悪かったですわね!
でも、若狭さんがいくら批難されようと、結局食べるのは若狭さんなんですからね!外から口先ではどうとでも言えるんですわ!

f:id:nanatsuhachi:20141001233018j:plain:w90:leftハロ姉や、どうどうだぞ。ほら、なむなむ。

f:id:nanatsuhachi:20140908152928j:plain:w90:leftうぅ、なむあみだぶ……。

f:id:nanatsuhachi:20140908152939j:plain:w90:leftありゃ自分の役取られとる……。


f:id:nanatsuhachi:20141004210824j:plain

今エディターのカウントが一万一千字台です

f:id:nanatsuhachi:20140908152930j:plain:w90:left何を小見出しで報告してるのか…(・_・;)
まあでも大事なことは充分話せたと思います。いつもながらグダグダですが。

f:id:nanatsuhachi:20140908152939j:plain:w90:left語ろうと思えば語りたいことはまだあるねえ。小難しいこと抜きにして、単純なエンタメとしてもいい映画だったから、そこがどうなのかとか。

f:id:nanatsuhachi:20141001233018j:plain:w90:leftアクションがすごかったり3Dでの光の表現がすごかったのだぞ。でももうお開きなのだぞ。

f:id:nanatsuhachi:20140908152928j:plain:w90:left名残惜しいのですわ。なむあみだぶつ……。

f:id:nanatsuhachi:20140908152930j:plain:w90:leftまだやっとる…( ̄~ ̄;)

f:id:nanatsuhachi:20141001233018j:plain:w90:leftハロ姉や、今日はりゅーの髪巻き巻きして寝ていいから機嫌直すのだぞ。

f:id:nanatsuhachi:20140908152939j:plain:w90:leftははは。わー、うらやましーなー(^^;)
まあそれはそうと、この作品はそのうち原作も読んでみようよ。今は完結編まで普通に出版されてくれてるらしいからさ。そのときまたみんなでおしゃべりしよう。


f:id:nanatsuhachi:20141004210727j:plain


f:id:nanatsuhachi:20140908152939j:plain:w90:leftさて、次回は?

f:id:nanatsuhachi:20140908152930j:plain:w90:leftカナダ映画の『人生、ブラボー!』です。偽名となりすましで精子提供しまくった男が、500人以上“自分の子供”がいることを知って、身元照会要求の訴訟を起こされちゃう話ですね。「観れば絶対に子供が欲しくなる」という口コミで、父さん的にはアシュラの「こんな苦しいところに生みやがって」へのカウンターも期待してるそうです。

f:id:nanatsuhachi:20140908152939j:plain:w90:leftどんなチョイスのし方だよ…。
まあその狙い抜きにしても好きそうだけどね、オトンはそういう作品。楽しみだね。

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