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case.728

映画とお人形ばかりで恐縮です

2014,1,6 PM8 【映画録18-A『ヒッチコック』『APP/アプリ』】

溜めすぎました(焦燥)

お正月でしかもぼくより映画好きの弟が帰ってきているせいで観る本数自体も増えてたんですが、
ここ最近就寝前に観賞して感想メモらずに寝ちゃう習慣もついちゃって。

そんな状態で一週間も更新サボってるとやばいですね。
普通に忙しけりゃ映画自体観れてないはずなんですが……。

本日のお品書き

【映画録18-A】

【映画録18-B】


去年観た映画は去年のうちに。

ということで、とりあえず今回は31日までに観た5本。
それでも充分多いので、18-Bの3本は5段落という制限つきで書いています(Aの2本は下書きがすでにあった分)。後もつかえてますし(・v・;)

新年からのやつは【映画録19】に収めましょう。

case.728の映画録は、ネタバレは「もしもあったらごめんなさい」でお送りします。

12月23日『ヒッチコック


  • 録なので書きますが、正直失敗しました。やっちまいましたです。いや、ぼくが。
  • レンタル予定リストにすでに入れてたものを衝動的にピックアップしてしまったのですが、よくよく思い出してみるとこのヒッチコックの監督作を二つ三つ、いや少なくとも『サイコ』だけは先に観てから借りようと考えていたんですよ。なのにそれをすっかり忘れてて……f(^_^;)
  • というわけでいつも以上に駄文です。というかむしろ本作、やっぱりヒッチコックのこと何も知らずに観て誰でも面白く思えるかというとそんなことはないタイプです。いや、偉人のドキュメンタリーとか観るの好きな人は予備知識なしでも楽しめるかと思います。自分はその手のにも普段手を出さないので……。
  • あややネタバレ気味になりますが、ぼく個人の見立てでは「いくら天才監督と呼ばれても一人の男でもあった」みたいな内容です。そして「奥様だって一人の女だったけどそれを支えたんだぜ」と。『サイコ』の制作を巡って衝突し、しかし和解し、ヒッチは成功する。ハッピーエンド。
  • 妻が天才の立役者というのもよくあるドキュメンタリーで、大味でもありませんが繊細でもなく、悪く言えば素面で観ても毒と狂気が物足りない、という感じです。非常に出来はいいので評価が高いのは頷けるんですが、やっぱりぼくは大団円のドキュメンタリーはあまり性に合わないようです。まあ夫婦の構図という観点では最近観た『ザ・マスター』があまりに毒々しすぎてそっちへ偏重してる気もしますが。
  • 監督個人の狂気にしてもそう。むしろとても理知的にプロデューサーどころかディレクター的なこともこなす様子が描かれていて、彼の監督活動におどろおどろしさはありません。その鋭敏さが怖いと観る人によっては取れるのかもしれませんが、映像表現や演出的なところに頼りがちなぼくのような受け手には刺激不足に思えます。
  • 「『サイコ』を撮った監督」という先入観が先にあればまた大きなギャップを味わえるのかもしれませんが。やはり今観たのはもったいなかったですね。
  • ただ、本作がヒッチコックに当てて描いた「ヒッチコック」というキャラクターには一見の価値があります。アンソニー・ホプキンスがぷくぷくに太って出てきたのはまず噴飯ものでしたが、わかりやすい動きと表情の演技でわりとわかりやすい変人を演じながらも、人間臭い一面も様になっています。本当に常人にはついていけない天才だったら感情移入できませんからね(その場合は奥様に寄せるのが一番でしょうが)。ちゃんと共感できる完成度の高いキャラクター「ヒッチコック」が本作では描かれています。
  • あと、個人的に当時のアメリカの映倫の様子がわかるあたりも面白かったところ。もちろんフィクションかもしれませんが、規制の厳しさや当時の意識、見識がわりと浅いあたりとかはリアルな感じがしたものです。
  • ううむ、しかしやはり今からでも観ておくべきですかね、教養的な意味でも。『サイコ』、『鳥』、『めまい』ぐらいは押さえておきたいところ。

12月26日『APP/アプリ』


  • しばらくホラーはお休みしてましたし、年末だけに暇でちょっと息抜きもしたい気分だし、というわけで、TSUTAYAだけレンタルの新作ホラーを一本。レビューすら見つからなかったのに冒険です(ホントはしばらく前にレビュー読んでたことを観てる途中で思い出しました。まあ内容どころかどこで読んだのかす忘れてますが)
  • わかってる地雷を踏みに行っておいてこう言うのも失礼ですが、案の定でした(’ω’)
  • いや、質的な意味だとどうしても自分の期待に対してもドングリの背比べという気がして「案の定」と言えてしまうのですが、厳密には「案の定」より下ですね。ぼくはもっとこう、下品でしょーもないのを想像していた。だのに製作側はやたらセンチメンタルな方面に頑張ろうとしていました。まあそのたるかったことたるかったこと。
  • お話は、ある日突然女子大生のスマホにインストールされた質問回答アプリ「IRIS(イーリス)」が、周りの電子機器をハッキングしまくって大暴れ!
  • としかあらすじの書きようがないんですが、なんだか自分がすごい嘘をついている気分になります。なにしろ映画的な意味では「大暴れ」しませんからね。女子大生(主人公)とその周りに悪質な嫌がらせをしまくって一人自殺まで追い込んだくらいで。いや取ってつけたように二人くらい殺しましたかね。そもそも何がしたかったのか……。
  • というあやふやなホラーサスペンスはおざなりに、やたらしっかりと人物同士の関係描写をしてこようとするあたりがまた鬱陶しい。何が鬱陶しいかといえば肝心の人物たち個々がたいして濃いキャラクターでもないんですよ。ホラー映画で容赦なくミンチにされていくためにいるようなキャラクターばかり。そんなのの友情を見せられましてもアナタ、そんなことよりホラーしようぜってなりますって……。
  • 周囲の電子機器を乗っ取って好きに操作できるアプリ偽装AIイーリスたん。どう考えても某デスティネーション映画シリーズ並みにヒトコロスイッチの才能も持ってたはずなのに予算のためか発揮されることもなく、なにやら動機付けの方を脚本が頑張らんとした末にやらない方がマシだったと思えるくらい中途半端に投げ出されております。素直にスマホ版『着信アリ』をやってればよかったのに。それとも低予算がゆえの引き伸ばし?
  • まあ最近新しいアミューズメントとして現れてきたスマホ連動映画の流れに乗っかってとりあえず作ってみただけ、というのもやはり「案の定」でしたからね。ちなみにその連動アプリというのはもちろんおうちで観ても機能しません。イーリスたんがハッキングしようとしたときに周りの画面がザーザーなったり隠し撮り画像が流れたりするので、おそらくそれと同じことが起きるんでしょう。
  • 貞子3D2でも採用されたらしいこの新機能。新しいという意味では面白いんでしょうけど、客寄せという意識以上では見ないでおきましょう。

【映画録18-B】につづきます。