2012年を過ぎてからディザスター系はビッグタイトルが減ったねという話にしたかった
わりとガチでやや夏バテ気味のぺの字。食欲下降中。
つい先月までツルツルトリミングから「なかなか復活しないなー」とこっちはぼやいていたというのに、今月に入ってから急激にもこもこしだしてからに。今や自宅では冷房御殿のお犬様状態です。次のトリミングは秋でいいだろうなんて思っていましたが、もう今から予約しておかないと来月には余裕で毛玉ができるレベルに達しそうです。カットも考えなきゃ。
こないだはすごい久々に『デイ・アフター・トゥモロー』を観た。
再観するほど好きな映画というわけでもないんですが、なんとなく「地球スケールの壮大な天変地異」が観たくなりまして。ちなみにこの映画でなくてもアメリカン・エンターテイメント超大作あたりによく登場するカガクテキウラヅケってやつは好きです。もとい、なぜか大好物。
で、あの映画で僕の一番好きなシーンが、「巨大冷凍ハリケーンの目に偵察に飛び込んだ米軍のヘリの燃料が凍り付くことで墜落」するシーン。巨大ハリケーン内部の雲の壁を再現した弩級の映像と、ガソリンが凍るっていう破格の異常事態に加えて、トドメは落ちたヘリから脱出しようとした隊員が生きながらにカチンコチン*1になっていくあの衝撃映像ですよ。南極の海に突き落としてもああはならないことと比べてみてもいいですが、もっと直感的に「人体の限界をはるかに凌駕する自然の猛威っぽい何か」に対する黒いロマンですよね。いやもちろんナチュラルじゃなくてファンタジーなんですけど、そこんとこをネチネチ気にしなくていいのがアメリカンチックなカガクテキウラヅーケの真骨頂ですよ(たぶん)。
おそらくこのシーンを観るためだけに借りたくなったんでしょうね、僕。
残念ながら覚えていた通り、中身の方はファミリー向けのかなりフワフワしたエンタメお伽噺で、別に積極的に嫌うほどでもないけどやっぱりタイクツ。というかわざわざ嫌うほどの興味さえ湧かないんですね、この場合。
本気で災害・天変地異、いわゆるディザスターにこだわるのなら、「渦中の人間」をこそガッツリ描いてほしいというのが七津のワガママ。たとえば『ミスト』*2で観たような「脅威と宗教」の関係性を浮き彫りにしたときの生臭さなんかがいいですね。あのでかいハリケーンを指して「黙示録ガー」「審判ガー」と叫ぶ人々がもっと“活躍”してもよかったんじゃないの、みたいな。あるいは、もう完璧にファミリー向けじゃなくなっちゃうけども、極限状態の中での「命の選択」みたいな話を盛り込むとか。さすがにモラルの崩壊なんかを描いてる尺的な余裕はないでしょうけどね。
スペクタクルが売りの作品で人間に焦点を当てすぎると全体のスケール感から小ぢんまりとしてきてしまいがち、という問題もありますから、贅沢な注文といえばそうでもあります。ていうかそもそもファミリー向けの需要なんだってばよ。エメリッヒ監督のは頭空っぽにしてスケール感だけ楽しめればいいんです。その中に僕のようにロマンを感じるワンシーンがあれば最高なのです。
よし、『ミスト』を観よう。そういう話だったことにしよう。

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